看護師の転職活動!転職時期は新生活の4月?夏のボーナス後の8月?時期別メリットを紹介します!
2022/02/22
投稿者:スタッフ
看護師として働いている方なら一度は考えたことがあるかもしれない転職。命と常に関わっているため、仕事の量や人との関わりも多く、”もっと自分に合った場所を” ”もっと良い待遇で働きたい”など転職理由は様々です。
では、実際に転職をする時期は4月と8月どちらのタイミングがいいのでしょうか。
4月と8月で比べてみよう
看護師に限らず、4月は年度が変わる為、新生活を始めるタイミングでもあり、家庭内の環境の変化などから、退職者がグッと増える時期になります。
つまり求人が多く出され積極的な採用活動がされる為、転職先候補も広がるといえます。
同じように、8月も採用強化月間といえるでしょう。
下半期が始まる10月に向けた採用が多くなり、春だけでなく夏も転職するにはいいタイミングになります。
では、もう少し詳しく違いを比べていきます。
職場環境
働くにあたって上位にくる重要なポイントの、職場環境や人間関係。毎日顔を合わせ一緒に仕事をしていく仲間や職場はいい環境であってほしいものですよね。4月と8月を比べてみましょう。
【4月】
新卒者が多く入るタイミングの為、研修や教育を一緒に受けることができる。
人事異動などで同じタイミングでスタートする人が多い分、一緒に学んでいける仲間ができやすい。
基礎から学び始めることが多く、ベテランナースには物足りなさを感じる場合がある。
【8月】
ベテランに囲まれながらも自分の経験を活かせるという中途ならではの良さがある。
入職後すぐに夏休みに入る場合もあり、新しい環境と向き合う時間を持てる。
夏休みを取得する人が増え、多忙な時期でもある。
求人数、採用事情
人員不足になる時期はどの現場も重なることが多く、仕事を探す人に伴い求人数も増えてきます。転職する時期により現場側の求める要素も変わってくるようです。
【4月】
年度末で退職する人に合わせて求人が多くなる。
人事異動などで人員体制を整えるタイミングでもあり、積極的な採用が期待できる。
事前に退職することが分かっているので採用側もゆとりをもって選考するため経験が合否を左右する。
【8月】
ボーナス後の退職者に合わせ求人が多くなる。
ボーナス後に退職することが分かり期間が短く急募になりやすいため、すぐに採用が決まりやすい。
即戦力を求められる現場もある。
ボーナス
常勤や正社員として働くメリットとして大きいのがボーナスの支給です。就業規則により支給開始月や支給額は異なりますが、ボーナスを考えて転職するタイミングを見つけるのもいいでしょう。
【4月】
その年の冬のボーナスを満額受け取ることができる。
入職後すぐの夏のボーナスも、額は少なくなるが支給されることもある。
夏のボーナスは法人によるが入社時期と算定時期で月割りなどで出る可能性がある。
【8月】
前職で満額のボーナスを受け取ってから退職になる為、気持ちにも余裕をもって転職できる。
4月同様、入職後数か月で冬のボーナスが支給されることがある。
ここまでいくつか重点を置いて4月と8月を比べてきました。自身の求めているものによっては、転職におすすめ時期も変わってきます。
例えば、研修で学びしっかり基礎を身につけたい、という方には4月。前職からしっかりとボーナスをもらって転職したい、という方には8月の転職が向いているかもしれません。
転職先が求める時期
大手の病院や介護施設などは、一定規模の採用が4月にあります。ですが個人クリニックやパート勤務を希望している場合ですと、欠員が出たタイミングで募集になる為、少人数の採用が不定期にあります。
どこで働きたいか、どういった働き方をしたいかで転職活動を始めるタイミングも異なってきます。特に年度途中での入職希望の場合は、入職希望時期を大まかに設定しておくことで、求人を探しやすくなります。
自分に合った転職時期
今回は4月と8月で比べてみましたが、病院・施設により募集時期、求人数、求める人材などはもちろん変わってきます。
転職を考えるきっかけは様々ですが、前職よりもさらに自分に合った働き方ができるよう、勤務先についてよく調べておく必要があります。
また、ボーナスだけに囚われすぎると転職活動を成功させるのは難しいでしょう。
せっかく入職したい場所が見つかっても、相手が求める時期が自分の入職希望日と異なる場合もあります。
ボーナスをもらってから転職を、と考える看護師は多い為、新しいところも引継ぎなどの理由で、前職のボーナスが支給される前に入職日を指定されることもあります。
これを断っていると採用には繋がりにくくなります。
入職希望日から逆算して転職活動を始めるのはいい方法ではありますが、相手が求める時期に柔軟に応えられる必要があることも覚えておきましょう。
退職に向けての引継ぎや新しい職場が求める時期など、考えなければいけないことが多いのが転職活動です。その先に必ず自分の求めるものがあると信じて準備を進めていきましょう。
人の役に立ちたいと目指した看護師だと思いますが、夜勤や人の命の重みを感じ、肉体的にも精神的にも疲労を感じてしまうこともあるかと思います。
ですが、看護師でなければできない仕事になり、求められる場は豊富にある為、まずは自分自身を大事にし、状況を見直してみることから始めるのもいいでしょう。